日本のエースは自己ベスト9秒97のサニブラウン。通常2走と4走がエースといわれる中、初の1走という異例のオーダー。パリオリンピック出場枠をかけ4人のメンバーが激走。2016年リオ五輪・男子4×100mリレー決勝では1走が山縣亮太、2走が飯塚翔太、3走が桐生祥秀、4走がケンブリッジ飛鳥で100メートル9秒台が1人もいない日本が銀メダル。その速さの理由が日本のお家芸、下からバトンを渡すアンダーハンドパス。パリを目指す今回も時間を割いていたのはバトンパス。2021年の東京五輪で日本は1走の多田修平から2走の山縣亮太へバトンが渡らず途中棄権。今回の代表はリオ、東京と2大会走った山縣や桐生ではなく、東京の時より平均年齢が4歳若いリレーで初のオリンピックを目指す選手ばかり。メンバー最年長は世界選手権で日本人初の決勝進出を果たしたサニブラウン。練習拠点は米国。東京オリンピックの金メダリスト、ジェイコブス、ドグラスと共に練習している。