今日から全国145薬局で試験的販売が開始された「緊急避妊薬」。想定価格は7000円から9000円程度。「緊急避妊薬」は避妊の失敗や性暴力など、意図しない妊娠を防ぐ薬。現在は医師の処方箋が必要で性行為から72時間以内に服用すれば妊娠を一定程度防くことができる。世界保健機関は、2018年に「意図しない妊娠のリスクに直面するすべての女性と少女は緊急避妊の手段にアクセスする権利がある」と各国に対応を促した。販売できる薬局は夜間や土日祝日なども対応が可能で、服薬後、近隣の産婦人科と連携できるなど条件を満たした店舗が選ばれている。購入者側にも条件がある。研究に参加してもらえない人には基本的に販売することができない。18歳未満は保護者の同意も必要。販売できない16歳未満には薬局が産婦人科医などを紹介する。同意した後、薬剤師の前で飲まないといけない。
URL: http://www.who.int/