新型コロナについて。感染症法上の5類に移行されてきょうで1年。5類となってから感染状況は全数把握から全国のおよそ5000の医療機関からの報告に基づく定点把握となった。感染の増加と減少を繰り返し、現在は減少傾向が続いている。一方、今も医療機関に多くの相談が寄せられているのがいわゆる新型コロナの後遺症。国の研究では、感染した成人の1割から2割余りでせきやけん怠感など後遺症と見られる症状が確認された。この後遺症についてWHO(世界保健機関)は「けん怠感などが少なくとも2か月続く」などと定義しているが、詳しい原因は分からず治療法も確立していない。さらに現場を取材すると、患者を支えるうえでの課題も見えてきた。
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