上野動物園のサル山が老朽化のため取り壊されることとなった。暑さに弱いニホンザルのために日陰ができやすい森のようなつくりとなる計画とのことで、これまでの見やすい展示からサルが暮らしやすい展示にリニューアルされる。背景には広がりつつあるアニマルウェルフェアという価値観があるそう。これは動物が健康でストレスなく過ごせることなどを重視するもので、2015年に世界動物園水族館協会が指針を出してからは世界中の動物園などで急速に取り入れられているとのこと。また動物園だけでなく家畜にも生きている間のストレスを減らそうという考えが広がっているとのこと。家畜の生産システムに詳しい専門家はグローバル企業による投資家へのアピールポイントのひとつになっていて、無視の出来ない価値観となっているとのこと。
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