フィールド種目で日本人女子初の金メダルを獲得したやり投・北口榛花はきのう、チェコに凱旋した。ドマジュリツェの街では約200人が北口を出迎えた。ドマジュリツェ・アントマシュ町長は「この町でトレーニングしていた選手が金を取ったなんで驚きだ。」と話した。セレモニーが終わると現地メディアの取材が殺到した。北口が最初にチェコに渡ったのは2018年。北口はチェコに渡った理由を「日本に指導者がいないこともそうだが日本人で世界のトップにいた選手がいないことと、チェコには世界記録保持者が男女ともにいるので技術面や体力面を磨けたら。」等と話していた。そこで指導を受けているのがシェケラックコーチだ。2018年にフィンランドで行われたやり投げの講習会で知り合った。シェケラックコーチは「世界のトップになりたければチェコに来た方がいいと正直軽い気持ちで言った。」と話した。以来、北口は6年間にわたりチェコを拠点に活動している。北口は次の目標について「来年、東京で世界陸上が開催されるので金メダルを取りたい。」とチェコ語で語った。北口はダイヤモンドリーグ3試合などに出場し9月中旬以降に帰国する予定。