ハリス副大統領が民主党からの候補者指名を受けるということが確実となり、両陣営の舌戦が激しさを増している。現状をどうとらえるか。佐藤正久氏は「選挙戦はリセットされた。民主党は分裂するのがお家芸だが今回はトランプに対する危機感と反トランプの感情も相まって団結感が生まれている」などとコメントした。ニューヨークタイムズの最新の世論調査ではハリス副大統領の支持率は47%、トランプ氏の支持率は48%ときっ抗している。トランプ氏は暗殺未遂事件後に流血しながらもこぶしを振り上げて退場する姿がまさに英雄だと持ち上げられているが、世論調査ではそれほど数字に表れていない、なぜなのか。前嶋和弘氏は「今年大接戦。今回は弱い候補同士だった」などとコメントした。ハリス氏の指名獲得がほぼ確実になってから、ハリス旋風が吹き荒れているが、躍進が一時的なものなのか、あるいは永続的に続くのか。上智大学教授・前嶋和弘氏は「ピークは来月の民主党大会まで」などと話す。両候補どういう人が支持しているのか。ニューヨークタイムズなどが行った世論調査ではハリス氏は主に40代よりも若い層、白人以外の有色人種と都市部の票。一方のトランプ氏は45歳以上で、白人で地方の支持が高くなっている。