東京藝術大学美術部3年生・高田清花さんは、取り組みのきっかけは授業の課題。大学の歴史について調べる中、前身の「東京美術学校」には校歌があったことを知った。高田さんは当時、コロナ禍でリモート授業も多く藝大生としての実感を持てずにいたという。高田さんは「この校歌を藝大の校歌として生まれ変わらせたい」と考えメンバー募った。作曲を勉強している学生らもメンバーに加わった。課題となったのは“美術に生くる吾ら”という一節。美術ではなく“藝術”に変更する必要があった。作詞をしたのは東京美術学校出身の詩人・川路柳虹。著作権等を考慮し、出版社などをまわって親族から承諾を得た。高田さんは「卒業生と思いをつなぐ歌として残していきたい」と考えている。来年3月にこの校歌を生演奏する公演を開くという。
住所: 東京都墨田区横網1-3-28
URL: http://www.kokugikan.co.jp/
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