自民党は先月28日の両院議員懇談会に続き、今日午後、約300人の全ての党所属国会議員に出席を呼びかけ、正式な意思決定機関である両院議員総会を開催する。この中で石破首相はアメリカの関税措置を始め、内外の政策課題に切れ目なく対応していく必要があるとして続投への理解を重ねて求めたいとしている。これを受けて続投を支持する議員は、まずは選挙の総括を行うべきで政治空白を作るべきではないなどと引き続き石破首相のもとでの結束を呼びかける考え。一方旧茂木派や旧安倍派の中堅・若手議員など続投に反発する議員は、総会を通じて責任を追求し、辞任への圧力を強める構え。さらに党内では政府が増産に舵を切った米政策について事前に説明がなかったとして農林関係議員から不満が出ている他、企業・団体献金の扱いで石破首相が立憲民主党との協議に前向きな姿勢を示したことに懸念の声もある。このため今日の総会では石破首相の続投方針を巡り賛否双方から意見が相次ぐ見通し。