小中学生を中心に災害や防災の疑問や不安についてアンケートを行い、669人から回答を得た。大きな災害に対して不安はあるかとの質問には、とてもあるが42.8%、まあまああるが42.2%という結果になった。どんな事が不安かとの質問にいくつも寄せられたのが、どんどん暑くなっているけど災害が置きたら暑さ対策はどうしたらいいの?というものだった。まず直面するのが停電。2024年の能登半島沖地震では電気がおおむね復旧するのに約1か月かかっている。国は、自宅が安全なら在宅避難を推奨しているが、猛暑の中エアコン無しですごすのは命がけ。文部科学省のデータでは、避難所に指定されている公立小中学校の体育館などへのエアコン設置率は23.7%だった。停電時の熱中症対策として中京大学の松本孝明教授は、水分・適度な塩分の補給が大事になるとしている。スポーツドリンクだとちょうどいい塩分濃度だという。シャワーが使えるなら水シャワーで体の広い範囲をできるだけ冷やす。このとき重要になるのが、水で濡らしたらなるべく拭き取らないこと。水が蒸発する時に一緒に熱を逃がしてくれるのでタオルで拭いてしまうと気化熱の効果が失われてしまう。断水などで水が貴重な時は保冷剤などをタオルでくるみ太い血管がある首、脇の下、太ももの付け根などを冷やす。また手のひらをアイシングするのも効果的。備えておけばよかったことについては、もっと食糧の備蓄をしておけばよかったとの意見があった。政府は1週間・最低3日分の食料・水の備蓄をするよう呼びかけている。避難所に行く場合でも最低1日分は自分の水と食料の持参をするべきとしている。備えを確認し避難生活をイメージするために有効なのが「おうちDEキャンプ」。自宅の中にテントを張って水や電気を使わずに過ごす体験をするもの。卓上コンロで料理をしたり災害用トイレを使うなどする。不便なことを事前に経験しておくことで災害時の不安やストレスを減らすことができる。
