日豪経済会議が名古屋市中区で開かれ、脱炭素社会の実現に向けた連携のあり方などをめぐり議論が交わされた。住友商事・上野真吾社長は来年からオーストラリアで水素の製造実験を始める計画を紹介し「脱炭素化を進めるには海を越えた連携が必要」と訴えた。オーストラリア貿易投資促進庁の担当者は「再生可能エネルギー関係のビジネスと重点的に支援しており、今後は日本以外にも東南アジアの国々などアジア太平洋地域全体で連携を深めたい」とした。東京ガス・広瀬道明相談役は「ASEANや島しょ国などの経済発展、環境問題の解決などに日豪が一緒になってやっていくなど新しい日豪関係にしていかなくてはいけない」とコメント。