来月下旬、1か月前倒しで中国に返還されることが発表されたシャオシャオとレイレイ。きのうの上野動物園は開演前から約1,600人が列を作った。パンダの観覧は係員の誘導に従い、1人わずか1分程度に制限された。その愛らしい瞬間をカメラに収めようとみんな写真撮影に夢中。待ち時間は最大4時間にもなった。15年間毎日上野動物園に通い、パンダの写真を撮っている高氏貴博さん。これまでに撮った写真は800万枚を超える。きのう撮った写真4,000枚の中野ベストショットを見せてもらった。2頭の誕生から成長を見守ってきた上野動物園の鈴木飼育展示課長は「双子の誕生は私たちに色んな意味で経験と感動を与えてくださいました。本当に感謝です」と話す。東京都と上野動物園は中国側に新たなパンダの貸与を求めているが、現段階で具体的な回答はないという。きのうの上野動物園の会見では中国国営放送「CCTV」の記者から「何か言葉があれば」と問いかけられ「シャオシャオとレイレイには本当にありがとうという言葉に尽きる」と答えた。パンダの観覧は23日~事前予約制となり、来月14日以降は事前申込による抽選制となる。
