NY金先物は連日最高値を更新し続けている。原田さんは背景について「先日シリアのイラン大使館周辺がイスラエルの空爆され、中東の地政学リスクが台頭したことが1つの材料。もう1つは中国の人民銀行などが積極的に金を買っているということがある。これは万が一の時、ロシアのようにドル資産を差し押さえられるリスクがあるということがあるので、人民銀行は17か月連続で金の保有量を増やしている。それ以外に中国以外の国もドル一辺倒はリスクがあるので外貨準備を金などに分散する動きが出ている。日本ではコロナ前の2019年の年末だとグラム5,000円台だったが、きょうだと1万2,600円だから倍以上になっている。金はマーケットの規模が小さいので価格変動が非常に大きいことに注意は必要だと思う」とコメントした。