今日の東京都心は最高気温35.1℃まで上昇し、猛暑日は9日連続、今年22日目でいずれも歴代最長に並ぶ記録となった。この暑さの中、ランチタイムに行列を作る飲食店のお客さんのお目当ては冷やし中華。近年の猛暑で販売期間を延長し、今年は9月いっぱい提供している。長引く残暑もあり家庭で食べる冷やし中華の売れ行きも好調、販売期間を延長するメーカーも出ている。店は食材の高騰という悩みもあり、一番人気の馬賊冷やしは1700円。毎年値上げを行い3年で400円上がったという。使用する材料は10種類近くで仕込みに手間がかかるためスタッフを増員し深夜に作業している。また麺を締める際に使う氷代も1日あたり約1万円かかる。都内のスーパーで冷やし中華におなじみの食材をみてみると、トマトは1個214円、きゅうりは1本96円と軒並み高騰している。特に食卓に欠かせない卵は高止まり状態。東京の卵Mサイズの卸売価格は1kgあたり310円で、最近までエッグショックと言われた350円に迫る勢いだった。秋の月見商戦、冬のおでんなどタマゴ需要が増加し価格の高止まりが予想されれる。
住所: 東京都荒川区西日暮里2-18-2