鵜飼さんに話しを聞く。米中のGDPがコロナ禍前の潜在成長率に比べて実際にどう推移しているのかについてグラフで説明、米中で明暗が分かれるとのこと。また米中経済原曲面の特徴を説明「世界経済にとって米国は希望の光、中国はその負の影響が懸念されている」などと話した。また米中から受ける影響は約3倍差と説明、「中国経済の新興国への影響は資源価格の高騰や対中輸出の比重の大きい国への影響もあるので先進国とは異なり、アメリカの影響並になる国もある」などと話した。またアメリカが金融市場の好環境をけん引と金融ストレスインデックスを説明、「米国は現在は潜在成長率を上回るスピードで成長を続けていて年内は崩れないと思う。中国は金融不安の解決には時間がかかるので本年中は潜在成長率以下の成長が続く、来年になっても政府や人民銀行が家計や企業のコンフィデンスを回復するような大胆な政策をこうじない限りは引き続き低成長を続けると思うが、この程度であれば世界経済は中国経済の低成長程度であれば乗り越えられるのではないかなと思う」などと話した。また中国がハードランディングすることになれば、リスクセンチメントへの波及も通じて世界への影響も変わるとし、金融ショック時の影響について説明、「確率は小さいが中国が金融ショックを発生させてしまった場合には世界のリスクセンチメントや金融資産価格への影響を通じて、アメリカを含む先進国への影響が大きくなるという点はリスクとして注意しておきたい」などと話した。