22日、アフリカ南部ボツワナの鉱山で2492カラット、およそ500gの史上2番目に大きいダイヤモンドの原石が採掘された。ダイヤモンドの価値はおよそ60億円と推定されている。ボツワナは金額ベースで世界一のダイヤモンドの生産国。2019年にも同じ鉱山で当時、史上2番目だった1758カラットのダイヤの原石が見つかっている。2017年には英国王室のヘンリー王子とメーガン王妃の婚約指輪にも使われたボツワナのダイヤモンド。中国の景気減速による宝飾品販売の低迷や安価な人工ダイヤモンドの登場で天然ダイヤの価格が下落している。そんな中、今回の巨大な天然ダイヤモンドを発見したのはカナダの鉱山会社。今回の原石を大きいまま採掘できたのは2017年に導入した新技術のおかげ。X線を使い採掘した岩のどこにダイヤモンドがあるか検出し傷つけず取り出すことができるという。ボツワナのマシシ大統領はダイヤモンドについて「価格はいま厳しい時期だがダイヤモンドは変わらず貴重なものだ。私たちはダイヤモンドを大切にしたい」とコメントしている。