ミュンヘン安全保障会議には岩屋外相も参加。岩屋外相はヨーロッパとアジアの安全保障に関するパネルディスカッションで「ロシアによるウクライナ侵攻により、世界秩序が大きく崩れていき始めたが、これは当然、アジアの状況にも大きな影響を与えうる」と述べ、「ヨーロッパとインド太平洋の安全保障が不可分になっている」という認識を改めて示した。そのうえでアメリカ・トランプ大統領がロシアによる侵攻の早期終結の実現に意欲を示していることなどを念頭に「ウクライナの和平に向けた動きがスタートし、アメリカのリーダーシップには期待しているが、侵攻を正しく終わらせなければ中国のみならず、世界に誤ったメッセージを発することにつながる。ロシアが勝者になる形で終わらせてはいけない」と指摘し、ウクライナの公正で永続的な平和の実現が必要だという考えを示した。