黒あわび茸はヒラタケの仲間で中国南部や台湾などに自生する。亜熱帯の気候を再現し栽培までこぎつけるのは難しいと言われていたが名人たちはえのき菌床栽培で培ったノウハウを応用することで見頃黒あわび茸の栽培に成功。傘を大きく育てるため数種類の原料をブレンドした培地を作り種となる菌を植え付ける。培養室で約45日間、温度と湿度を徹底管理する。一部のきのこはLEDライトの光を浴びるとタンパク質が反応し成長が促進される。中でも効果的なのが青色の波長。名人は約2週間青色LEDを浴びせ続け傘を肥大化させている。肉厚な傘にはグルタミン酸がしいたけの約3倍も含まれている。