和歌山県・白浜町のアドベンチャーワールドにはきのうも多くの人が訪れていた。眠たげにしているのが「彩浜」。そして「良浜」は竹をむしゃむしゃと食べていた。きのう中国を訪問している自民党の森山幹事長は「別れを惜しむ声が広がっている」「と中国に訴え、「新たなパンダを貸し出してほしい」と申し入れている。そもそもパンダは中国から借りている。これまでアメリカなど20か国ほどがお変えを払い借りていて、契約期限のタイミングなどで中国に返すことになる。現在日本で暮らしているパンダは6頭。アドベンチャーワールドの4頭は契約期限の満了に伴い6月末頃に中国に返還すると発表された。そして上野動物園の2頭は来年2月20日が返還期限となっている。良浜は人間でいうと70歳くらいと恒例なので医療体制が整う中国で安心してクラスために帰国するのではとされている。さらに3頭の子どもたちもどこかで返還する契約だったと思われるが、繁殖ができる年齢となっていることから将来のパートナーを探すために帰国となったようだ。ただこのままだと0頭になるということでパンダ外交に詳しい東京女子大学の家永真幸教授によると、次のパンダが決まる前に返還することについては政治的な判断もあったのではと推測されるという。