厚生労働省による調査では、約3割の就活生が就活中にセクハラ被害を受けたと回答。ある大学キャリアセンターでは、「私と仲良くすれば選考で有利になる」といった誘い文句を信じないよう呼びかけている。就活セクハラの対策に向けた取り組みについて企業にたずねた調査では、7700社余のうち半数が「特にない」としている。ある大手生命保険会社では、学生からのOB・OG訪問を原則受け付けないこと、面談はオンラインで行うこと、飲酒を伴う場のセッティングを禁止することなどの対策を講じているほか、相談窓口も設置。会社ごとにルールを作って従業員に浸透させることが大事、との指摘も。厚労省は必要な措置を企業に義務付ける方針。