フィデリティ投信・重見吉徳の解説。金価格は年初来、46%超の上昇となっている。金価格上昇の3つのドライバーは「リスク資産としての値上がり期待(リスク調整後のリターンの均一化)」、「不換紙幣からの逃避(インフレ・リスクに対するヘッジ)」、「リスク資産下落に対するリスク・ヘッジ」。3点目の異教が大きいだろう。金価格とS&P500の動きを比較。アメリカ政権の動き(相互関税、FRBへの圧力など)について金融市場は楽観的だが雇用やインフレリスクが思い出され、リスクヘッジの動きにつながっている。
景気後退や地政学リスクなどを予測することは不可能なため金価格を他のものと比較し方向性を考える。金価格とアメリカマネタリーベース比によると1980年以降、下降している。背景にあるのは金価格の低下する一方、中央銀行のバランスシート拡大が続きマネタリーベベースが上昇したこと。2010年代半ば以降は歴史的な低水準だったが直近は反発し30年移動平均を上に抜けている。このクロスは1971年のニクソンショック以降2度目で前回は1973年。今後、中央銀行は物価安定の責務を放棄し財政従属に向かうことは避けられない。S&P500と金価格比が直近では10年移動平均を下回った。このクロスは1931年、1970年、2002年、2025年の4回のみ。これから金とS&P500の価格が同水準になるだろう。一方で株式市場がバブルに向かう可能性もあるが、リスクに備えて金利分散するのも一案だろう。
景気後退や地政学リスクなどを予測することは不可能なため金価格を他のものと比較し方向性を考える。金価格とアメリカマネタリーベース比によると1980年以降、下降している。背景にあるのは金価格の低下する一方、中央銀行のバランスシート拡大が続きマネタリーベベースが上昇したこと。2010年代半ば以降は歴史的な低水準だったが直近は反発し30年移動平均を上に抜けている。このクロスは1971年のニクソンショック以降2度目で前回は1973年。今後、中央銀行は物価安定の責務を放棄し財政従属に向かうことは避けられない。S&P500と金価格比が直近では10年移動平均を下回った。このクロスは1931年、1970年、2002年、2025年の4回のみ。これから金とS&P500の価格が同水準になるだろう。一方で株式市場がバブルに向かう可能性もあるが、リスクに備えて金利分散するのも一案だろう。
