一番弟子の片岡愛一朗は愛之助について、「サプライズが好き」と話す。片岡の両親が足を悪くし、なかなか会えないでいると、愛之助が家まで車を走らせたという。24年11月、愛之助は大道具と接触して顎や鼻を骨折する大ケガを負った。最後まで舞台稽古を全うし、病院では愛一朗がスケジュールを優先できるよう気遣っていた。打ちどころが悪ければ即死、目に当たっていたら義眼だったという。入院中、中山美穂から連絡があり、ジョークで笑わせてくれた。その翌日、中山が急死したというニュースが飛び込んできた。愛之助は人生に何が起こるか分からないと思い至り、「日々、舞台に立たせていただけることのありがたさを噛み締めるようになりました」と語った。
