深い森の中、わなにかかっていたのは麻酔で眠ったクマ。クマなど野生鳥獣の管理や捕獲を行っている長野・小諸市役所の職員・桜井優祐さんは猟銃免許を持つガバメントハンター。桜井さんはこれまで街に現れた約100kgのクマをわなで捕獲するなど街の安全を守ってきた。ガバメントハンター最大のメリットは捕獲までの時間短縮。一般的にクマの捕獲を行うには猟友会が現場確認し行政が判断をしたうえで猟友会が捕獲する手続きが必要だが、確認から捕獲以外をその場で行えるようになり大幅な時間短縮につながった。桜井さんは「こちらの現場判断をもって猟友会が実働する。信頼関係の中でスムーズに手続きを進められている」と話した。桜井さんは10年前から趣味として狩猟を行っていた。狩猟を通じて地域に貢献したいと、おととし市役所に就職しガバメントハンターになった。
