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「中川叶逢ちゃん」 のテレビ露出情報

フジテレビでは能登半島地震発生当日は午後9時10分時点で特別編成を解除してバラエティ番組を放送し、それについて寄せられた視聴者の声「情報提供を優先するのがマスコミの本分」などを紹介。このことについて奥寺らは報道のミスコミュニケーションが発生している可能性もあるとし、1月5日放送の石川テレビ緊急特報にてアナウンサーが温かい番組にしたいと発言したことの経緯を稲垣に質問した。稲垣は報道局トップが被災者に寄り添うことを第一にすることを指示し、その言葉に共感したアナウンサーが表現した言葉で、その言葉を聞いたときには伝わったのだと感じたなどと明かした。
フジテレビのその後の取材についての視聴者の声「被災者の方々の心中を察した報道を」などを紹介。これらについて平松らは、人の顔を通した情報がより人々に伝わるため現地での取材は必ず必要であるものの、配慮も当然必要となってくるなどと意見を示した。稲垣は現状、「頑張れ」などのワードは人によっては傷つける結果になるため控えており、暖かく明るい話題の時に少しだけ感情を含ませるもののまだそうした放送の段階にはないなどと伝えた。また稲垣は取材する上で被災者から報道陣に避難する言葉をかけられることもあるが、被災者たちからすれば当然の対応であり、そうしたことをくれぐれも踏まえて取材するよう意識共有しているなどと明かした。
能登半島地震での実名報道について平松らは、去年の内閣府が発表した基準を受けて今回の災害で自治体がかなり思い切って迅速に安否不明者の実名を公表しており、元日であったことで旅行者も多いこともあり早めの情報獲得がプラスになるはずなどと伝えた。稲垣らは災害関連死の名前公表についてはするべきだと考えており、どの様な状況で死に至ったのか知ることが今後の災害関連死の減少のための貴重な情報になるためであるなどと説いた。火傷を原因に亡くなった中川叶逢ちゃんの情報提供している母の中川を取材した様子を紹介。中川は入院させることができたらもしかすれば何かが変わったかもしれないという気持ちがあるなどと打ち明けた。平松らは全国放送だからこそ出来ることがあるとし、避難所への支援物資に賞味期限切れや生物はかえって迷惑になるなどといった情報はキー局が伝えるべきなどと意見した。稲垣らは今後情報の減少や関心の減少していくなかでも自分たちの状況を地元目線できめ細かに情報として伝えていき、被災区域以外の人々にも心を寄せてもらえるよう情報発信していくために継続して取材していくなどと意思表明した。

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