東北地方では、きのう梅雨入りが発表された。こうした中、国土交通省岩手河川国道事務所は北上川の流域で洪水の危険性が高い場所を地元の消防団などと点検した。盛岡市内では北上川と雫石川が合流する地点を点検し、河川国道事務所の職員は樹木が生い茂っている部分があり、一部の流れが狭くなっていて大雨のときは川の水位が上がる危険性があるなどと指摘。そして市街地に水が流れ込むおそれがある場合は陸こうと呼ばれるゲートを閉めたり護岸が崩落しているような場所では土のうを積んだりして対策することを確認した。また、盛岡市中心部を流れる北上川に合流する中津川も点検し河川国道事務所の職員は消防団などに「洪水のおそれがあるときは早めに市民の避難誘導を行ってほしい」と呼びかけていた。