東京・昭島市にある中神内科 呼吸器科クリニックは駅前のコンビニの2階に診療所を構えていて、入院設備も備えて主に睡眠時無呼吸症候群の治療を行う街の診療所として知られている。月1000人以上が通う人気の診療所でだが、経営権を他の医師に譲渡して事業承継を行うという。クリニックの経営権を持つ山川芳子さんは夫で元院長の山川博生さん(享年66)を去年5月に心筋梗塞で突然失い、その後経験のない中で診療所の経営を行うことになった。また院長の診療業務を行うため現在博生さんの40年来の親友で医師の山口規夫さんが病院で診療を代わりに行い、税理士と共に芳子さんをサポートしている。ただ山口さんは現在71歳でかねてより引退を考えていたため、山川さん一家は事業承継を行うことを決めた。