アメリカのトランプ政権による関税措置に、世界経済が揺れ動いている。IMFは、世界の今年の経済成長率を下方修正し、2.8%とした。アメリカは1.8%に下方修正し、トランプ政権との対立が続く中国も4.0%に下げた。イギリスBBCはアメリカ国内で出始めた貿易摩擦の激化の影響を伝えている。ボーイング社は中国の報復関税によりジャンボ機を返品されるとのこと。首都ワシントンでは、G20財務省中央銀行総裁会議が行われるが、財務省には貿易摩擦を緩和する明確な道筋が見えないとのこと。トランプ大統領が利下げを行わないFRBのパウエル議長を負け犬と批判し続けていることは市場を不安にさせている。