中国の4月の消費者物価指数は、去年の同じ月から0.1%下落し3か月連続でマイナスとなった。消費者の節約志向が強まる中、自動車などが値下がりしていて、デフレへの懸念が続いている。中国では、アメリカとの間で追加関税の応酬となるなど、貿易摩擦が激しさを増す中、景気の先行きへの不透明感が一段と強まっている。こうした中、中央銀行が5月、利下げなどの追加の金融緩和に踏み切ったほか、政府も内需拡大に重点を置く方針を示していて今後、物価の押し上げにつながる効果的な対策を打ち出せるかが焦点となる。
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