今、中国が中東地域でも存在感を増している。今年3月にはイランとサウジアラビアの外交関係正常化を仲介、6月・習首席はパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談するなど中東地域に積極的に関与している。イスラエルとハマスの衝突はに関しては、“中国はイスラエルとパレスチナの共通の友人である”などと2国家解決を主張し中立の立場を強調した。一方で、中国の王毅外相はハマスからの砲撃をうけガザ地区からの空爆をうけるイスラエルを名指しで批判した。16日にはロシアのラブロフ外相と会談し早期停戦を呼びかけた。そして、きのう3時間にわたり行われた中露首脳会談でも中東情勢について詳細な議論が行われたという。会談後、プーチン大統領は「紛争が拡大し大規模な戦争になる覚悟はだれもできていないようだ。(病院の爆発は)紛争を早く終わらせる必要があるというシグナルになることを祈っている」とのべた。中国は今後どう動くのか?