ロシアと中国の首脳会談は両国が主導する枠組み・上海協力機構の首脳会議に合わせて行われた。会談の冒頭プーチン大統領はロシアと中国の協力関係は歴史上もっとも有効だと述べ、ウクライナ情勢をめぐって対立する欧米に対し両国の結束をアピールした。一方中国外務省によると習近平国家主席は会談で、中国とロシアは引き続き包括的な戦略的協力を強化して外部からの干渉に反対し、地域の平和と安定を共同で維持していくべきだとしたうえで、ウクライナ危機など地域の重要課題の政治的解決の促進のため積極的な努力を続ける意思があると述べた。中国は先月ロシアが参加せずに行われたウクライナ和平案を話し合う平和サミットを欠席していて、今後も欧米主導ではない独自の立場でウクライナ情勢に関与していく考えを強調していく形。