中国外務省は先程行われた会見で日本産水産物の輸入について、条件を満たしていないため停止したと明らかにした。停止の理由として、日本側が現在約束した技術的な資料を提供していないと主張している。中国外務省は、日本側が発言の撤回を拒否し間違いを重ねるのであれば中国は断固たる厳しい対抗措置を講じざるをえないと述べ、さらなる対抗措置の可能性を示唆した。昨日行われた日本と中国の外務省の局長級協議の終了後、中国の劉アジア局長は両手をポケットにいれて報道陣の前に姿を現した。一方金井アジア大洋州局長は厳しい表情を崩さずに劉局長に話しかけている。中国の国営メディアは両局長の様子を速報で配信、中国メディアが写真や動画付きで報じるのは異例のこと。注目が集まったのは金井局長が劉局長にまるで頭を下げているかのように見える写真。関係者によると、通訳の言葉に耳を傾けている瞬間を切り取ったものとのことだが、中国国内のSNSで広く拡散された。木原稔官房長官は、日本側としかるべく調整されない形でプレスアレンジが行われた点については、中国側に対ししかるべく申し入れを行ったと明らかにした。日本政府は、日本産水産物輸入停止について、中国政府から連絡を受けたという事実はないとしているが影響の拡大は避けられない。高市総理は外務省の船越次官や金井局長と面会したが沈静化の見通しは立っていない。
