自民党総裁選挙をめぐり高市早苗前経済安全保障担当大臣が立候補会見を行う一方、小泉農林水産大臣は、支持議員を集め、決起大会を開いた。高市氏は「日本列島を、強く豊かに」をキャッチフレーズに掲げ積極財政をベースに、大胆な危機管理投資と成長投資による強い経済の実現を訴えた。具体的な物価高対策として、所得税の非課税枠である年収の壁の引き上げや、所得税の減税と現金給付を組み合わせた給付付き税額控除を検討する考えを示した。一方、持論としていた食料品に限って消費税をゼロにすることについては、時間がかかり、今の物価高対策には即効性がないと思ったとの認識を示した。一方、小泉農水大臣は選挙対策本部の初会合を開いた。会合には議員44人が参加。きょう、立候補会見を開き、自民党の解党的出直しを訴えるとともに、物価高や地方の過疎化に具体的な政策を示すことで国民と向き合う姿勢を強調したい考えだ。
