アメリカ・ワシントン支局から中継でリポート。トランプ大統領は過去の成功体験と現実との乖離に直面しているというのが実情。短期的な勝利宣言を模索する可能性もある。トランプ氏が過去の成功体験として描く戦略の1つが、今年1月のベネズエラでの軍事作戦。大統領を拘束し外交関係の再開にもつながったが、イランに対しても同様に自身に協力姿勢を示す指導者の選出に加え、アメリカの利益となる原油の開放を描いていることが伺える。しかしイランが現体制の存続を重視するかぎり長期戦は避けられないとみられ、戦闘の方針をめぐって政権内でも意見が割れていると指摘されている。トランプ氏が合意の条件としている「無条件降伏」の意味合いについては、イラン側が降伏を宣言するというよりも、トランプ氏自身が満足した条件を満たすかどうかが判断材料となりそう。トランプ氏としては秋の中間選挙が近づくほど経済や世論を考慮せざるを得ない状況に追い込まれることから、今後何らかの理由を見出し短期的な勝利宣言を模索する可能性もある。
