南海トラフ巨大地震が発生した場合、和歌山・串本町の市街地には津波がわずか5分で到達すると想定されている。地震の発生時にはいち早く避難することが重要。町内にある串本古座高校では、地域の活性化を考えたり防災に取り組んだりしている部活動・CGS部がある。生徒たちは今、いざという時、津波から逃げてもらうために、住民にどう呼びかければより効果的なのか模索を続けている。串本古座高校で打ち合わせが行われた。参加したのは地域防災を考える防災班の生徒。防災班はこれまで夏祭りで地域住民と交流するブースを設けたり、地域の高齢者にアンケートをとったりするなど活動をしてきた。活動を通してわかったのは、高齢者が津波避難を諦めていることだった。そこで思いついたのが、防災行政無線での呼びかけ。高齢者にとって孫のような世代の高校生たちの声で避難を訴えることで、地域の人の気持ちを前向きにできるのではと考えた。防災行政無線では使わない言葉をあえて選ぶなど、工夫を重ねた。防災の日に合わせて高校生たちの呼びかけが町内の防災行政無線で流れた。放課後、仲間たちと一緒に町役場がSNSで公開している音声を流して、聞こえ方を確かめた。防災班では今後も毎月1日に、防災行政無線で呼びかけていく予定。
