- 出演者
- 平子祐希(アルコ&ピース) 伊集院光 杏 矢吹奈子
世界遺産の屋久島・奄美大島の水中に潜ってみたら、とんでもない絶景が。海底ミステリーサークルの正体とは。また大群で立つマッコウクジラを追う。
世界遺産にある海や川に潜って絶景やミステリーを追う。世界遺産があるパリに在住している杏さんは「数えたら40何箇所くらい世界遺産に行っている」などと話した。
世界遺産の熊野古道を紹介。熊野古道は、紀伊山地の霊場と参詣道として、2004年に世界文化遺産に登録された。山道ルートだけでなく海沿いルートなどもあり、海の中には見た目がピカチュウのような生き物がいるという。熊野古道の海中の生き物を紹介した。黄色・黒の横縞模様の魚「カゴカキダイ」は、通称「海のタイガース」と呼ばれている。そのため、阪神が活躍すると、カゴカキダイが泳ぐ水槽が展示され、食卓に並ぶこともあるという。「アオリイカ」はつがいで泳ぎ、別のイカが邪魔しに来ると体を黒くして拒絶を示すという。串本の海は本州でありながら、一年中「アオウミガメ」と海中で遭遇できる。「アオスジテンジクダイ」は、鮮やかな黄色と瞳の上下に入る青いラインが特徴。
熊野古道の生き物を紹介。「アオスジテンジクダイ」は、メスが産んだ卵をオスが孵化するまで口の中で育てる。卵を守るオスは、孵化するまでの1~2週間絶食するという。「イバラカンザシ」は、サンゴや岩に生息するゴカイの一種で、見た目は小さなクリスマスツリーに似ている。危険を感じると、広げたエラを一瞬で引っ込めるという。「クジャクケヤリ」は、クジャクが羽を広げた姿やその色彩に似ていることから名付けられた海藻。巻貝の仲間「マガキガイ」は、ゾウの鼻に似た口を出して砂の表面のコケを食べ歩く。「ウデフリツノザヤウミウシ」は、角度によってはピカチュウに見えると言われているウミウシの仲間。ダイバーの間では「ピカチュウウミウシ」と呼ばれ親しまれている。
紀伊山地を源流とする「古座川」は、平成の名水百選にも選ばれた透明度の高い川で、落差15mの美しい滝「神水瀑」などが有名。古座川の底には妖怪「ハンザキ」がいると言われ、水木しげるさんの「妖怪画談」には「半分に裂かれても死なない人を丸呑みにする妖怪」と書かれている。古座川の生き物を紹介。「テナガエビ」は、長い手が特徴で、唐揚げなどにすると美味しい。また、熊野古道を流れる清流の「ナマズ」は新鮮で臭みが少ないため、刺身で味わえるという。「稚鮎」は、体長約6~10cmの鮎の子どもで、この地域では稚鮎の天ぷらが人気。
そんな鮎たちの暮らす熊野の絶景をギュッとまとめた、熊野古道1度は行ってみたい絶景コレクション。絶景ミュージックと共に楽しむ。滝がご神体の熊野那智の滝は1段の落差は日本一。熊野古道のシンボル、牛馬童子。熊野神社の総本宮「熊野本宮大社」。熊野はよみがえりの聖地といわれる。百間ぐらは紀伊山地の絶景スポット。大パノラマが広がっている。橋杭岩は「日本の朝日百選」にも選ばれており、幻想的な風景となっている。
ハンザキの隠れ家は巨大な岩の裏側や川岸のえぐれた横穴。すると、その時ダイバーが発見。調査隊はダイバーの元へ向かう。妖怪ハンザキとは?
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川底でじっと静かに身を潜めている生き物は手足が短く少年が書いた絵によく似た形をしている。その正体は世界最大の両生類「オオサンショウウオ」。全長は最大で1.5m。西日本の一部に生息し、国の特別天然記念物に指定されている絶滅危惧種。数千年前の祖先の特徴を今に残す生きた化石と言われている。中でも熊野に暮らす個体は研究者たちが注目する貴重な存在だという。オオサンショウウオに詳しい岸田教授に話を聞くと、近年中国から持ち込まれた種類と交わり、昔から日本にいる純粋なオオサンショウウオが少なくなってきているという。しかし熊野では日本固有のオオサンショウウオが今も生き続けているという。さらに調査隊は激レアの泳ぐ姿を撮影することに成功。オオサンショウウオは短い手足は使わず尻尾と体をくねらせて泳ぐ。オオサンショウウオは夜行性で、日中にダイナミックに泳ぐ姿が撮影できるのは非常に珍しい。古来より人を丸呑みするという言い伝えもあるが、実は大人しい性格のためこちらから手出ししない限り噛みついてくることはないという。今ではその愛らしい姿をいかしたオリジナルグッズも大人気。街のシンボルとして地元の人たちに愛されている。
鹿児島県・奄美大島は、2021年に世界自然遺産に登録された。ここは亜熱帯で、年間の平均気温は約22℃。島の大半を占める山岳地帯は「太古の森」。巨大はシダの「ヒカゲヘゴ」は、恐竜が生きていた時代から地球上に存在している。奄美の海に潜ったら何が見れるかを聞き込むと、「夢」「熱帯魚」「クマノミ」「サンゴ」「ウミガメ」「ミステリーサークル」を教えてもらった。海のミステリーサークルについて、話したのは漁師だけではなかった。さらに、実際に見たことがある男性もいた。潜ってみると、最初にノコギリダイ・アカヒメジに出会った。続いて、ウミシダを見た。その次に、カクレクマノミ・ヘラヤガラ・アオウミガメに出会った。
ウミガメは地球の磁場を記憶しており、それを頼りにふるさとに戻ってたまごを産むのだという。奄美の海水深30mに毒を持つウンバチイソギンチャクの仲間を見つけた。奄美の海には約300種類のサンゴが生息している。
奄美大島不思議な形のサンゴBest5。Best5は、松の葉みたいにツンツンしているクロマツミドリイシ。Best4パラオハマサンゴは、岩みたいに広がっている。Best3は、花のような柔らかいリュウキュウイソバナ。Best2のヨコミゾスリバチサンゴは、大きく成長するとウェーブ状になる。Best1のコモンシコロサンゴは、塊状の骨格からなる「大仏サンゴ」の愛称を持つ。
海に舞う桜の花びら、まるで花吹雪、ハナゴイの群れ。赤い背びれを持つのがオス。ただいま、周りにいるメスに猛アピール中。成立したカップルは、二匹仲良くシンクロ泳ぎ。ここでクイズ。見た目に美しいハナゴイだが、実はびっくり生態の持ち主。ハナゴイの驚きの生態は何?正解は、生まれた時はすべてメス。成長すると、群れの中で体が大きく強い個体がオスになるという。オスが死んだり、新しい群れができたりすると、メスの中の大型で強い個体が、やがてオスに変化する。穴から顔を出していたのは、ハナヒゲウツボ。その特徴は、ネズミ大きな耳のような鼻。これで、獲物となる小魚の匂いを嗅ぎわける。さらに、驚くのは穴に隠れていた体の部分。細く長い体は最大で1m以上になることも。
調査隊は聞き込みをする中で、興味深い話を聞いていた。アマミノクロウサギは、小さな夜行性のウサギがいるが、特別天然記念物に指定されている。生きた化石と呼ばれているアマミノクロウサギ。現代のウサギの祖先に近い特徴を残す、原始的なウサギ。ミステリーサークル探しは一時中断。生息しているのは、島の山間部。捜索を始めて1時間、アマミノクロウサギを発見。ずんぐりした体と、短い耳が特徴。古くからの姿を受け継ぐ貴重な存在して、国の特別天然記念物に指定されている。耳が短いのは、島に天敵となる大型の肉食動物がいなかったため、遠くの危険を察知するために耳を大きく発達させる必要がなかったと考えられている。その後も捜索を続ける調査隊。貴重と聞いていたが、続々と姿を現すアマミノクロウサギ。絶滅危惧種で、かつては、5000羽を下回るほどまで数を減らした。しかし、様々な保護活動が進められたことで、現在奄美大島には、最大35000羽ほどが生息すると言われている。奄美大島が世界遺産に登録された理由と、深く関わっているという。アマミノクロウサギを始め、多くの固有種や絶滅危惧種が息づくかけがえのない森。その豊かな生態系の世界的な価値が認められ、奄美大島は2021年、世界自然遺産に登録された。
海底のミステリーサークルを探せ、リベンジ。島民が口を揃えて語る海底のミステリーサークル。調査隊は再び水中探検へ。
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番組はTVerで配信。
海底の砂が白いのは死んだ珊瑚の骨格や貝殻が長い年月をかけて波に揉まれ細かく砕かれて白い砂になったから。そんな砂地にカモフラージュしていたのは純白のフグ「スジモヨウフグ」。水深30m、そこは砂地だけが広がる海の砂漠。ダイバーがここで見つけたのは島の方々が口を揃えて語っていた波打つ円形。直径は2mほど。調査隊は島民から妖怪ケンムンに見つかるとタコを持っていかれるというの言い伝えを聞かされていた。ケンムンとは奄美に住むと伝わるかっぱのような毛むくじゃらの妖怪。江戸時代の民族誌にもその姿が描かれている。ケンムンの住処はガジュマルの木。しかしミステリーサークルを作っていたのは「アマミホシゾラフグ」。体長は10~15cmほど。ヒレで砂を巻き上げながらミステリーサークルを作っている。ちなみにホシゾラフグというロマンチックな名前は星空のような白い斑点があることに由来する。ミステリーサークルを作っているのはオスで、メスに求愛するための舞台。オスはメスを迎え入れるため約1週間かけて丁寧に愛の舞台を整える。めでたくカップルが成立するとメスはサークルの中心部に卵を産む。海底のミステリーサークルは発見されてから20年以上。その正体は謎のままだった。謎が解き明かされたのは最近のこと。オスが一生懸命きれいなサークルを作るのはその出来栄えでメスが求愛に応じるかどうかを決めるからだという。
奄美大島のもう一つの水中ミステリー「立ちクジラ」を探せ!調査隊は大きなものは体長18m、体重約70トンにもなるマッコウクジラが頭を上にして大群で立っている姿が奄美沖で見られたという話も聞いた。調査隊が出航して1時間、マッコウクジラがよく目撃されているマッコウポイントに到着。すると潮吹きマッコウを発見。潜ると巨体が目の前にいた。しかし立つことなく潜っていってしまった。再びマッコウクジラを探すと見つけたのは2頭のマッコウクジラ。今度こそ立つ姿をみられるのか。しかしまたしても潜り始めた。深い海には好物イカなどが豊富にいるため1度潜ると40分ほど海面に上がってこない。その後もマッコウクジラに出会うも立って泳ぐことはなかった。しかし調査隊は立ちマッコウの群れを収めた貴重な映像を入手した。去年撮影されたマッコウクジラの大群は頭を上にして立っている。中には口をあんぐり開けた口開けマッコウもいる。このマッコウクジラの大群は実は寝ている。ムダなエネルギーを使わずに済むから立っているのではという説もあるが、はっきりした理由は分かっていない。
続いて潜る世界遺産は屋久島。日本初の世界自然遺産・屋久島。島の年間平均気温は約20℃。海岸線から一気にそそり立つ2000m級の急峻な山々。この独特な景観から洋上のアルプスと呼ばれている。剥き出しになった岩肌が見せるダイナミックな風景もこの島ならでは。屋久島の森に一歩足を踏み入れれば世界でも類を見ない神秘に満ちた世界。屋久島では樹齢1000年を超える杉を屋久杉と呼ぶ。森のシンボル・縄文杉は樹齢2000年以上、今もたくましく生きている。屋久島は巨大な屋久杉が立ち並ぶ景観が評価され世界自然遺産に登録された。屋久島の海に何があるのか、漁港で聞き込み調査をすると特大サンゴ、ジンベエザメ、2mカメ、ゼロ戦のほか、海の中に屋久杉があり価値があるという。地魚料理「若大将」で島のソウルフード「トビウオの姿揚げ」をいただき、大将に海にある屋久杉について聞いてみると、どこにあるかわからないというがお宝だと話していた。
屋久杉ってどのくらい高いの?。調査隊がやって来たのは創業60年以上、屋久杉の家具や工芸品など約3000点を取り扱う専門店「武田館」。今回特別にお宝・屋久杉の倉庫を見せてもらうことに。保管されているのはこの島でしか取れない貴重な屋久杉。このお店で最も高価な屋久杉が屋久杉の衝立で値段がつけられないほどだという。その他にも屋久杉の箸は3300円。屋久杉のお菓子入れは20万円。屋久杉の壺は298万円。虎の置物は330万円。かつて島を潤す一大産業として屋久杉は盛んに切り出されていた。1982年伐採が禁止となり、やがて定期的に開かれていた原木のセリも終了。今ある作品は過去に仕入れた限られたストックで作っているため価値が上昇。
屋久島の海に眠るミステリー、お宝・屋久杉を発見できるのか。屋久杉は樹脂が多いので重い、表面が凸凹、赤みを帯びているのが特徴。水深30m、調査隊の前に果てしなく広がる巨大な一枚岩が現れ、海底深くまで続いている。巨大な岩は屋久島の成り立ちに深く関わっている。屋久島の誕生は約1400万年前。花崗岩が海底を突き破って隆起。2000m近くまでせり上がり巨大な岩の島が生まれ、屋久島と言われている。見えてきたのは人工の魚礁。ボール状になって泳いでいるのはナマズの仲間ゴンズイの幼魚の大群、通称ゴンズイ玉。群れになって大きく見せることで外敵から身を守っている。他にもギンガメアジの大群も見られる。大きな塊を作るウスサザナミサンゴ。屋久島には巨大なサンゴ礁がいくつも広がっている。水深25mにあるのは第二次世界大戦の旧日本軍の戦闘機「疾風」のプロペラとエンジンの一部とされ、通称「ゼロ戦」と呼ばれるダイビングスポット。海底の砂地で細長い木のようなものを発見したが、屋久杉の特徴は確認できない。お宝・屋久杉発見とはならず。問題「なぜ水中で木は腐らない?」。正解「木を腐らせる菌が海中にいない」。かつては材木の運搬には水路を利用。材木屋さんでは木を海に浮かべて保管していた。シンデレラウミウシは鮮やかな色彩がお姫様を連想させることからこの名が付けられた。貴重な産卵中の映像を紹介。大型のイカ・コブシメは屋久島では昔から刺身や天ぷらなどで食べられている高級イカ。このあとメスイカをめぐる仁義なきイカバトルが勃発。
