養蚕業の繭玉、建築資材や工芸品に使われる竹を使った工芸品を紹介。黒地に虹色が映え、見る角度によって様々な色に輝く装飾技法が「螺鈿」で、元々は中国からもたらされた。貝の真珠層を削り、木の素材にあしらったもので、茶道具や仏具などに用いられてきた。ただ、需要は先細る一方で、職人歴40年の野村守氏を父に持つのむらまりさんは螺鈿のアクセサリーを製作。幾何学模様のネックレス、ピアスなどを手掛けている。子息の拓也さんは螺鈿を散りばめ、シックなデザインに仕上げた指輪も発案した。
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