北朝鮮・金正恩総書記は建国76年を迎えた9日に演説を行った。北朝鮮メディアによると、金正恩総書記は演説で「核兵器を幾何級数的に増やす核戦力建設政策を揺るぎなく貫徹している」と述べ、核兵器を増産する方針を改めて示した。また「いかなる威嚇的行動にも徹底的に対応できる核の能力を絶えず強化していく」として、核戦力によって敵対勢力に対抗していく姿勢を改めて強調。一方で、偵察衛星に関する計画には言及しなかった。年内の目標として3基の衛星打ち上げを掲げているが、5月に失敗した際の原因とされる新型エンジンの改良に時間がかかっているとみられる。