G7サミットがイタリアのリゾート地で開幕し、全体会合の冒頭で岸田総理は「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の堅持、グローバルサウスをはじめとする国際的なパートナーへの関与の強化という2つの視点は、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の緊迫化などに直面している中で一層重要だ」と訴えた。その後、ゼレンスキー大統領も加わっての議論でG7首脳は、ロシアの凍結資産を活用した日本円で7兆円を超える規模のウクライナ支援の新たな枠組みについて合意する見通し。目下、岸田総理とゼレンスキー大統領の首脳会談を近く行う方向で調整が進められている。サミットではこのほか、ガザ情勢やAI、移民問題など幅広い議題について、首脳らが2日間にわたって意見を交わす。