異様な雰囲気を漂わせるのは福岡県久留米市の中央分離帯に植えられた無許可バナナ。今日ついに伐採の日を迎えた。中央分離帯で勝手にバナナを栽培する行為は道路法違反にあたり、懲役1年以下または50万円以下の罰金を課せられる可能性がある。今日の撤去作業はバナナが中央分離帯にあるため道路1車線を通行止めにして行われた。2年間毎日2回の水やりをかかさず大きく成長した3株のバナナ。久留米市は無断で育てていた50代の男性に対し3mほどにもなるバナナの葉が車の通行の妨げになり危険だとして伐採を求めていた。たわわに実ったバナナは大切そうに男性自らの手で切り落とされていた。初めての収穫となったバナナ。まだ青々としたバナナを男性は1口食べると、すぐに口から出してしまった。撤去作業が始まってから1時間半後に伐採完了。伐採されたバナナはどこへいくのか、イット!の取材班が後を追うとたどり着いたのは市内の住宅。80代の男性がバナナが植わった庭を家族に自慢したいという理由から無許可バナナ2株を譲り受けることを申し込んでいた。残る1株はバナナを植えた男性が知人にプレゼントした。