愛媛県のポツンと一軒家に到着した。家には誰もおらず、山中さんは知り合い経由で現在管理している主の息子に連絡してくれた。週末にポツンと一軒家を再訪し、主の息子・勝元さんに話を聞いた。毎日管理のために来ている。建物は築120年で、雨漏りするため屋根にはブルーシートが敷かれていた。家に住んでいた勝元さんの母と祖母が4年前に亡くなってからは誰も住んでいない。家は農家で広い田んぼもあったが今は休耕地となっていた。田んぼに生える茅は宇和島闘牛の牛の餌として欲しい人に刈ってもらっている。周辺は元々4軒の集落だった。勝元さんはクロス職人をしている。家の前には巨大なカナリーヤシが植えられていた。勝元さんの両親が新婚旅行で九州に行った時に買ったもの。建物は3棟あり、真ん中が母屋で左の建物は元々牛舎として使っていた。入口には木の根株が並んでいた。勝元さんが趣味で花器やオブジェなどに加工している。手作りのウッドデッキには勝元さんが木で作ったテーブルやイスがあった。