俳優・草笛光子さん。御年90歳。来週主演した映画「九十歳。何がめでたい」が公開される。断筆宣言をした90歳の女性作家が編集者に口説き落とされて書いたエッセイが大当たり。草笛さんは作家が新たな一歩を踏み出す姿をエネルギッシュに演じている。草笛光子さんにインタビュー。草笛光子さんは「年を取ることは楽しい」と話した。草笛さんは16歳で松竹歌劇団に入団。映画にテレビに瞬く間に活躍の場を広げていく。1960年代から70年代には米国のブロードウェイミュージカルを日本で上演する立役者に。しかし突然舞台を降板させられるなど逆風にもさらされた。壁にぶつかった時どう乗り越えてきたのか。自分を奮い立たせる魔法の言葉があったという。草笛光子さん「『よし、こんちくしょう、やってやるぞ』みたいな。自分に勝つことね。自分に勝とう。勝つぞって」。「こんちくしょう」という言葉。恨みつらみを人のせいにせず自分の腹に収め悔しさをバネに頑張っていく。この一言を唱えることで前を向くことができるという。今やトレードマークになっている白髪。年齢を感じさせることに抵抗はなかったのか。ありのままの姿を見せることで新たな魅力が生まれると草笛さんは考えている。
ある舞台で黒く染めていた髪をすべて剃り落としたあと生えてきた白髪をどうするべきか。悩んでいたところスタイリストから「素敵だからそのままがいい」と言われて自然体の良さに気づいたという。物事に動じないたくましさ。その根底にあるものが先月出版した本のタイトルになっている。「きれいに生きましょうね」。亡くなった母親が残した言葉。「卑怯な仕打ちや理不尽な目に遭ってもそこに塗れることなく毅然として生きる」。困難に直面した時草笛さんは言葉に込めた母親の思いを噛み締めてきたという。来週公開の「九十歳。何がめでたい」で演じるのは90歳で新たな本の執筆に挑む作家。同じ年齢で俳優を続ける草笛さんはその姿に共感したという。草笛光子さん「やっぱり楽しもうという気持ちはすごくあります。楽しみます、楽しまなかったら損」と述べた。
ある舞台で黒く染めていた髪をすべて剃り落としたあと生えてきた白髪をどうするべきか。悩んでいたところスタイリストから「素敵だからそのままがいい」と言われて自然体の良さに気づいたという。物事に動じないたくましさ。その根底にあるものが先月出版した本のタイトルになっている。「きれいに生きましょうね」。亡くなった母親が残した言葉。「卑怯な仕打ちや理不尽な目に遭ってもそこに塗れることなく毅然として生きる」。困難に直面した時草笛さんは言葉に込めた母親の思いを噛み締めてきたという。来週公開の「九十歳。何がめでたい」で演じるのは90歳で新たな本の執筆に挑む作家。同じ年齢で俳優を続ける草笛さんはその姿に共感したという。草笛光子さん「やっぱり楽しもうという気持ちはすごくあります。楽しみます、楽しまなかったら損」と述べた。