先月、がんの治療を終えた母親がみずから命を絶った40代の女性。8年前、母親は初期の乳がんと判明。手術は成功し、その後症状は落ち着いていた。一人暮らしだった母親はがんの再発を防ぎたいとさまざまな製品を購入していた。母親はがんに効果がある製品を開発しているなどと未公開株を販売した疑いで逮捕された企業の社長らにも総額1500万円を支払っていた。母親は支払った金額の返還と企業の幹部らの責任を問う裁判を起こした。社長などとは和解が成立したが、取締役に名を連ねていた医師は全く関与していないと争っていて裁判は続いている。みずからを責める発言が多くなった母親は先月、みずから命を絶った。