世界遺産 富士山6大ミステリー。富士山の麓に謎の胎内洞窟がある。人間の体内のような洞窟だ。浮世絵には死装束で入る人が描かれている。富士吉田市の交差点にやってきた。金鳥居という交差点だ。晴れた日なら鳥居の先に富士山が見える。一ノ鳥居とも言われる。ここから参道となる。この先に胎内洞窟がある。目黒さんが火打ち石を叩いた。葛飾北斎もやっていたかもしれない。火打ち石は石を打ってでる火花。「新しいことを始める際の厄除け」になると言われる。「学ぶ」の語源は、「真似る」だと言われている。世界中の人に人気だ。ネオ富嶽三十六景が海外の方々に注目されている。富嶽三十六景に影響を受けて、エッフェル塔三十六景をアンリ・リヴィエールが描いている。葛飾北斎が36個描くという基準を作ったという。富士山登山者の宿や食事を提供する場所には提灯が掲げてある。コンシェルジュ的な役割の家だ。33回登頂した人の碑がある。江戸時代の碑があった。何度も富士山に何度も登ることがステイタスになっていたという。麓には33回登頂記念碑が130基以上ある。江戸時代、富士山登山が大ブームだったことが伺い知れる。なぜ江戸時代の人々は富士山に魅了されたのか。胎内洞窟へ。無戸室浅間神社に洞窟はあるという。富士山から24キロ。別名胎内神社と呼ばれる。中に入る前に死装束を着る。富士講と呼ばれる富士山を信仰して登山した人々はこの装束だった。江戸八百八町に八百八講という言葉も残されている。いよいよ洞窟の中へ。高さ1.5m。先の見えない洞窟。あばら骨のような岩肌。富士山の噴火の際にできた。木ガスが空気に触れ燃焼し、岩肌が溶けてかたまり、胎内樹形と呼ばれる。俵屋宗理にも及ばないと目黒さんがいう。北斎が35-45歳の頃に使っていた名前だ。洞窟の奥にはどんな空間があるのか。奥が広くなっている。死装束を着て、中で生まれ変わり、母乳を吸うという。生まれ変わる儀式の洞窟だとのこと。女性の神様であるコノハナサクヤヒメが祀られている。富嶽百景にも描かれたコノハナサクヤヒメ。火の神だと崇められてきた。コノハナサクヤヒメの胎内だ。これが洞窟の正体だ。
住所: 東京都千代田区三番町6-16
URL: http://www.nishogakusha-u.ac.jp/f.htm
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