伊達政宗の甲冑には大きな三日月が掲げられている。左右非対称のデザインは太刀を振り上げても邪魔にならないように考えたものだ。さらに、この三日月は付け替えられる珍しい仕様で、実戦の時には八日月を使うのではないかという。井伊直政の甲冑にも月の意匠が施されている。
国宝・三日月宗近は平安時代に作られた太刀で、日本でも最も美しい刀と表する人もいる。その特徴は刃物にある三日月模様だ。どうやったら三日月模様が浮き上がるのか詳しくわかっていなかった。刀鍛冶の石田國壽さんは三日月の謎に挑戦した。試行錯誤を繰り返すこと3年、作った刀8振り、ようやく三日月を再現するプロセスが見えてきた。
国宝・三日月宗近は平安時代に作られた太刀で、日本でも最も美しい刀と表する人もいる。その特徴は刃物にある三日月模様だ。どうやったら三日月模様が浮き上がるのか詳しくわかっていなかった。刀鍛冶の石田國壽さんは三日月の謎に挑戦した。試行錯誤を繰り返すこと3年、作った刀8振り、ようやく三日月を再現するプロセスが見えてきた。