都内の内科クリニックでは、「秋バテ」とみられる患者の受診が9月上旬から相次いでいる。例年に比べその数は多く、約1割が「秋バテ」とみられている。なぜ例年に比べ秋バテになる人が多いのか。済生会横浜市東部病院・谷口英喜医師は、ことしの気候が自律神経に大きな影響を与えているためだと指摘する。すべての臓器や血流をコントロールする自律神経には、交感神経と副交感神経がある。この2つのバランスが取れているとき、体は最も良い状態。しかし、暑さや寒暖差、気圧の変化などで体にストレスがかかると、このバランスが崩れる。ことしは35℃以上の猛暑日が続き、その連続日数を更新する場所が相次いだり、東京の都心では9月中旬に過去最も遅い猛暑日となったりした。暑さが長期間にわたって続いたため、体は大きなダメージを受けた。そして10月は、東京都内のほか、大阪や福岡などでも最高気温と最低気温の差が10℃前後になる日が10日以上となり、大きな寒暖差の影響も受けることになった。こうして長い間自律神経のバランスが崩れ、秋バテになる人が多くなっているという。
秋バテ」の対策に取り組む企業を紹介。都内の生命保険会社では、数年前から季節の変わり目に体調を崩す社員が相次いだことを受け、予防に力を入れている。会議の前には、3分間のオリジナル体操を必ず行っている。週に数回行うことで、体力や集中力の向上につながっている。
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