ホラーやミステリー作品で人気の小説家・京極夏彦が書き下ろした新作歌舞伎が上演へ。会見には京極夏彦と主演を務める松本幸四郎が出席した。上演されるのは京極が歌舞伎のために初めて脚本を書き下ろした「狐花」。京極の人気小説「百鬼夜行」シリーズに登場する中禅寺秋彦の曽祖父の時代を舞台に美しい青年の幽霊の騒動を巡るミステリー仕立ての物語。京極は「歌舞伎は役者さんの身体があって舞台という装置があって完成するもの。幸四郎さんたちによって完成するのが楽しみ」と語った。松本は「京極さんの世界をどれだけ深読みできるかが勝負になってくると思う。”京極歌舞伎”というこの世に存在しなかった新たに誕生する歌舞伎を作るという姿勢で取り組もうと思っている」と語った。新作歌舞伎は東京・歌舞伎座で来月4日に初日を迎える。