京王電鉄はワンマン運転の導入に向けて、渋谷駅と吉祥寺駅を結ぶ井の頭線でことし春から自動運転の実証試験を行う。ドアの開閉や出発の操作は運転士が手動で行うが走行中の加速や減速、駅での停車を自動で制御する仕組みで試験では回送列車に運転士と車掌が乗務し安全性などを確認する。京王では実証試験の結果をほかの路線にも活用したいとしている。自動運転の導入を目指す動きは首都圏の鉄道会社に広がりつつありJR東日本は2030年ごろまでに山手線で導入を目指している。また、東武鉄道は東京足立区内を走る大師線で2028年度以降に自動運転の検証を行う方針を示している。鉄道のシステムに詳しい工学院大学の高木亮教授は絶対に安全水準を下げてはいけないという厳しい姿勢もあって日本の鉄道では自動運転の普及が遅れていたとしたうえで「まずは使えそうなところが積極的に導入していくのがいい」と話していた。