3月のJR京葉線のダイヤ改正ではラッシュ時の通勤快速が廃止されたほか朝と夕方以降の快速が早朝の上り2本を除いて各駅停車に変更され利用者や自治体などから利便性が低下するなどとしてダイヤの再検討を求める声が相次いでいた。きょうJR東日本千葉支社の土澤壇支社長は9月1日にダイヤを再び改正することを明らかにした。具体的には内房線や外房線と直通で運行している午前7時台の上り2本と午後8時台の下り2本を各駅停車から快速に変更するなどとしている。これによって快速の運行本数は平日は7本増えて33本となるが3月のダイヤ改正前は平日が59本。このときに比べると減っている状況は続くことになる。千葉市の神谷市長は「できるだけ早く地域の声にお応えいただいたということは大変ありがたく一定の評価ができると考えている。ただ、利便性と速達性の面ではまだ課題が残る。引き続き改善方策をJR東日本には検討をしていただきたい」と述べた。一方、各駅停車のみが止まる新習志野駅がある習志野市の宮本泰介市長は「新習志野駅への停車は一日で最大12本なくなる。各駅停車の本数を減らすという変更にあぜんとしており、到底容認できない」などとしている。