現在京都国立博物館で開催中の「日本、美のるつぼ-異文化交流の軌跡-」は大阪・関西万博開催を記念して海外との交流の中で生まれた国宝や重要文化財などが大集結。青磁輪花茶碗 銘 鎹は南宋に多額の寄付をした平重盛がお礼に中国から贈られた逸品。その後足利義政の手に渡ったが、ひび割れてしまったという。中国に取り替えを要求した所、このような茶碗はもう作れないと補修されて帰ってきたとも言われている。特別展では足利義政から織田信長、豊臣秀吉と名だたる天下人の手にわたり、大破したにも関わらず日本の職人技によって修繕、その後徳川家康に献上されたという唐物茄子茶入 付藻茄子も展示されている。模倣できなかったからこそ生まれた名品もあるという。中国の鏡に描かれている馬車などは日本人には理解できなかったため、コピーできなかったという。西洋との交流で誕生したのが秀吉愛用のペルシア絨毯の陣羽織。金属糸を使い、ペルシアの宮廷工房で織られた希少品とのこと。
住所: 京都府京都市東山区茶屋町527
URL: http://www.kyohaku.go.jp/
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