- 出演者
- バカリズム 林修 斎藤ちはる 伊沢拓司 石原良純 市川紗椰 伊集院光 浮所飛貴(ACEes)
全国の中学校、高校の先生に300人が面白くてためになると太鼓判を押した美術館、博物館のベスト10を発表する。
全国の先生300人が選ぶ今行ってほしい美術館・博物館ランキング。10位は、埼玉県・JR大宮駅から電車で2分の「鉄道博物館」。親子で楽しめる、日本の鉄道技術と歴史を学べる名車両。在来線運転シミュレータなど体験できる展示も人気だが、目玉は名車両の数々。関東学院六浦中学校高等学校の鉄道研究部のみなさんと一緒にすごさを体験する。鉄道博物館主幹学芸員・奥原哲志さんおすすめの名車両は、1957年に誕生、通勤ラッシュに対応したした「クモハ101形電車」。首都圏・関西圏の通勤路線で使用された。もう1つは。国鉄最後の蒸気機関車「C57形」。今から153年前、日本初の鉄道車両の最高時速は約50kmだったが、約70年後に誕生した「C57形」は動輪が大型化し、最高時速は約9km。
全国の先生300人が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。第9位は、京都市東山区にある京都国立博物館。教科書で見た国宝がずらり、あの国宝屏風も4年ぶりに公開中。京都国立博物館は文化財収蔵品数約1万5000件。明治30年開館と歴史は古く、現在は大阪・関西万博に合わせた特別展を開催中。国宝19件を含む200件の文化財を展示。国宝「五智如来坐像」、「羅怙羅尊者像」などの紹介。訪れた外国人も驚いたという国宝は、「風神雷神図屏風」。江戸時代の天才絵師・俵屋宗達が描いたとされる。
全国の先生300人が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。スタジオで1位を予想する。林修、石原良純の予想は「東京国立博物館」。伊集院光の予想は「国立科学博物館」。
全国の先生300人が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。第8位は、島根県安来市にある足立美術館。地元の実業家・足立全康が趣味で集めたコレクションを展示し、1970年に創設。人口約3万5千人の小さな街にもかかわらず、日本各地から年間55万人もの人が訪れている。近代日本画の巨匠・横山大観作品が約120点。横山大観「紅葉」などの紹介。さらに日本を代表する陶芸家・北大路魯山人の陶芸作品など所蔵する美術品は約2000点。最大の見所は日本庭園。俳優・村井美樹が足立美術館を訪問し日本庭園を見学する。
全国の先生300が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。第8位は日本画のような日本庭園が自慢の足立美術館。俳優・村井美樹が足立美術館を訪問。1番人気のビュースポットからの景色は、窓枠を額縁に見立てた「生の額絵」。まるで掛軸がかかっているように見えるものは、床の間をくり抜き、庭が見えるようにしたもの。その名も「生の掛軸」。日本庭園以外に学べるポイントを教えてくれるのは、今、著書「13歳からのアート思考」がベストセラーの元美術教師・末永幸歩先生。日本有数の所蔵数を誇る横山大観コレクションの中で、末永先生が絶対に観るべきという作品が「曳船」。
全国の先生300人が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。第7位は、JR福井駅から来るまで約40分、勝山市にある「福井県立恐竜博物館」。全長7.3m、恐竜の代表格ティラノサウルスのロボットが出迎える。研究に基づき忠実に再現しているという。福井県立恐竜博物館には世界中から集めた恐竜の全身の骨格標本が50体。北米からやってきた「ティラノサウルス」「トリケラトプス」、福井で発見された「フクイサウルス」「フクイラプトル」の姿も。これらは発見された一部の化石から形を検討し復元された。中には奇跡的に保存状態が良い2つの標本がある。それが北米の草食恐竜「カマラサウルス」。9割以上が本物の化石。さらにギネス世界記録にも認定された、世界一保存状態が良い7700万年前の化石。それが北米の草食恐竜「ブラキロフォサウルス」。なんとミイラ化石。
全国の先生300人が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。第6位は「国立西洋美術館」。近代建築の三大巨匠、ル・コルビュジエの設計による日本で唯一の建築物で、本館と前庭を含む敷地全体が、2016年、世界文化遺産に登録された。ルノワール、ピカソ、モネなど世界の巨匠の名作ばかり。前庭にある彫刻の中には「考える人」が。フランスの彫刻家・ロダンの彫刻作品を約60点所蔵。
全国の先生300人が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。第5位は「金沢21世紀美術館」。まるで水の中に入ったかのような作品「スイミング・プール」が有名だが、今注目の現代アートが、画家・淺井裕介作「大地の譜面 足音の音楽/今ここで土になる」。この作品は泥の絵の具で描かれている。88種類の泥の絵の具を作り、ボランティア約100名と描いた。
全国の先生300人が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。第4位は、福岡県・福岡空港から車で約30分のところにある「九州国立博物館」。玄界灘の波をモチーフに作られた外観が特徴的。常設の文化交流展示室には古伊万里など、アジアの国々との交流から生まれた作品が並ぶ。葛飾北斎といえば版画がおなじみだが、2017年、世界的な古美術商・坂本五郎氏が門外不出を条件にある作品群を寄贈。その作品が、版画ではなく、墨一色で描かれた、様々な獅子の姿。寄贈された枚数は219枚。作品名は「日新除魔図」。
全国の先生300人が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。ベスト10入りを逃したものの、まさに今、超貴重な名画を展示している、全国の先生たちおすすめの美術館を2つ紹介する。京都府京都市左京区にある「京都市京セラ美術館」。開館は1933年。日本で2番めに古い公立美術館。2020年に京都市京セラ美術館としてリニューアル。日本初公開の名画が、モネの「睡蓮」。
全国の先生300人が選ぶ、今行ってほしい美術館・博物館ランキング。ベスト10入りを逃したものの、まさに今、超貴重な名画を展示している、全国の先生たちおすすめの美術館。東京都台東区にある日本初の公立美術館「東京都美術館」。ミロの星座シリーズ「明けの明星」は、23点ある星座シリーズの1つ。平和を求めるミロの心が表現されていると言われている。東京都美術館・高城さんおすすめのミロ作品は「焼かれたカンヴァス2」。
3位は東京国立博物館。展示替え年間400回、今観るべき2つの超貴重展示。1872年創立の最も長い歴史を持つ博物館。いまは蔦屋重三郎の特別展も開催中。912件の美術工芸品の国宝のうち89件を所蔵している。日本に2体だけ3000年前から残る謎のミイラをみることができる。
東京国立博物館の金剛力士立像。昭和9年の台風被害で壊れたものを2020年から2年かけて修復。金剛力士立像の背中は平安時代と鎌倉時代では背中の肉付きが異なる。
オープニング映像。
鹿児島・指宿市でカフェを営む田之脇説男さん。頴娃町で森の間伐や庭の草刈りなどをしている。5年前に客船の機関長を退職し始めた。重機の免許を取得し倒木の片付けなどもしている。
「私の幸福時間」の番組宣伝。
第2位は徳島県鳴門市にある大塚国際美術館。そのおすすめポイントはレオナルド・ダ・ヴィンチ、ゴッホ、フェルメールと1000点の触れられる名画がある。全て特殊な技術をつかって原寸大で再現した陶板名画と呼ばれるもの。
大塚国際美術館の特徴はモナ・リザの陶板名画があるがルーブル美術館では離れた位置でしか鑑賞できない。触れて質感を楽しむことができるという。陶板名画は大塚オーミ陶が開発した陶板に特殊技術で名画を転写している。高温で何度も焼いて、絵の具を定着させているために触れても問題なし。2000年は色褪せることはない。それを作るには、名画を所蔵する美術館の許可取り。そのあとに現地調査をして色合いや筆使いなど細かく調査。忠実に再現するために特別に原画の撮影もさせてもらうが、その枚数は数千枚に及ぶ。それら綿密な調査結果をもとに特殊な転写紙を作成。原寸大の陶板に転写紙を貼り付けて専用の窯で8時間焼いて微妙な色合いを表現するレタッチを行う。最後に著名な美術史家で更生される大塚国際美術館の絵画学術委員会が仕上げを見て初めて展示にたどり着けるという。レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐が2つあるのはイタリア現地では1979年から20年かけて修復されたが修復前とあとを比較鑑賞できるようにと迎え合わせに展示している。
大塚国際美術館にはバチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂の天井画と最後の審判を陶板で再現している。そのシスティーナ・ホールは、ミケランジェロの最後の審判を忠実に再現天井の丸みを再現しており、作品を原寸大で楽しめる。他にも聖テオドール聖堂やモネの大睡蓮を紹介。さらに今はなき絵画を再現できるのも陶板名画の特徴。ゴッホのヒマワリは戦争で焼失した絵を陶板で再現している。