- 出演者
- バカリズム 林修 斎藤ちはる 伊沢拓司 羽田美智子 伊集院光 宮部のぞみ 那須雄登(ACEes)
東大生の疑問「なぜ武将の肖像画は左向きが多い?」に、スタジオで正解を予想した。歴史学者の小和田泰経先生は、日本人は右利きが多く肖像画を描くときは左向きが描きやすかったのでは、生前に描かれた毛利元就の肖像画はあえて右向きにして遺像ではないことを示したと話した。絵画教室講師の鶴岡孝夫先生も右利きは左向きの顔が描きやすいと話した。
東大生の疑問「なぜ家の窓は”田”?」に、スタジオで正解を予想した。窓ガラスフィルム施工技能士の平井さんは、高度経済成長期に流行していた桟が入っていた窓が理由ではないか、駅号が使われ出した時期の窓が桟入りの窓ばかりだったのではと話した。日本板硝子ビルディングプロダクツの古西さんは、昔は手作業で大きなガラスが作れず複数のガラスを組み合わせていたと話した。
ビビる大木が小和田先生と五重塔を訪れた。東寺の山本さんに案内してもらう。初層には金色の仏像があり、心柱を中心に多くの仏像が取り囲んでいた。心柱のどこかに空海が唐に行った時に持って帰った仏舎利が納められている。
ビビる大木は五重塔の非公開エリアに潜入。二層目に上がると木材が入り組んだ何もない空間だった。三層目に上がると心柱に巻かれた鉄を見つけた。3本の木をつなぐための金具で、江戸時代に5基目が建築されたときのまま。最上階に上って外に出ると、京都の街が一望できた。西郷隆盛も五重塔に上り鳥羽・伏見の戦いの戦況を見ていたという話もある。城西国際大学の佐滝先生は五重塔は地震で倒れたことはないと話した。心柱は周りの壁と繋がっていないため揺れを軽減させる。
那須雄登が富岡製糸場の非公開エリアに潜入する。2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場は明治5年に設立された官営器械製糸場で、生糸を世界に輸出した。
那須雄登は歴史作家の河合敦先生と富岡製糸場を訪れた。富岡製糸場総合研究センター所長の片野さんに案内してもらう。東置繭所は繭を保管していた倉庫で、国宝に指定されている。木骨煉瓦造という特殊な建て方で、当時の日本の職人が建てた。日本の生糸産業の礎を築いたフランス人技術者のポール・ブリュナは、住み込みで指導をしていた。ブリュナ館はブリュナの住居跡。当時の総理大臣にあたる太政大臣の給料が800円だったのに対し、ブリュナは750円だった。特別にブリュナ館にも入れてもらった。
那須は「ブリュナが住んでいた建物は帰国後何に使われていた?」と出題。スタジオで正解を予想した。正解は学校。富岡製糸場では明治時代から教育に力を入れており、読み書きや算数、裁縫などを教えていた。病院も無料で利用できた。講堂のカーペットの下にあった木の板を外すと、地下に続く階段が出てきた。
地下室は3部屋で広さは約19.2平米だった。何に使っていたのかは記録になく、作られた理由ははっきりとわかっていない。佐滝先生は、生糸を作る機械は世界最新鋭で海外に輸出もしていた、技術が100年の間に追い越した、トヨタは元々自動織機の会社でスズキも織物工場から始まっていると話した。
日光の社寺は、ことし植樹400年を迎えた日光杉並木街道の先にある。日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社の二社一寺が世界遺産に登録されている。年間を通してイベントが行われ、5月18日の百物揃千人武者行列は特に大盛況。祭りが行われる日光東照宮は徳川家康が祀られているため、家康ゆかりの品が数多く保存されている。日光東照宮宝物館にはテレビ初公開の徳川家康像が収められていた。近年元絵があることが発見され、徳川家に伝わる由緒ある絵だと発表された。家康が亡くなる前後に記録用に残したと伝えられている。右向きに描かれているため生前に描かれた可能性もある。
姫路城は黒田官兵衛や豊臣秀吉など名だたる武将が城主を務め、池田輝政が現在につながる城を作った。姫路城は400年以上攻め落とされることなく、今までほぼそのままの形で残っている。村井美樹と小和田先生が姫路城の非公開エリアに潜入する。姫路城地下1階には、籠城戦に備えてトイレが設置され、食器などを洗う流し場も完備していた。姫路城には小天守が3つ、大天守が1つと天守が4基ある。東小天守の最上階には火縄銃・火薬をかける場所や、鉄砲を撃つための小さな窓があり、小和田先生は当時は戦の主流が鉄砲線だったとわかると話した。村井は「高い位置につけられた窓は何のため?」と出題し、スタジオで正解を予想した。正解は火縄銃を撃ったときの煙を出す窓。続いて城から歩いて20分の場所にある東光中学校の地下に潜入。村井は「中学校の地下に眠る姫路城の大きさがわかるものとは?」と出題し、スタジオで正解を予想した。正解は石垣。外堀の石垣で、この場所は姫路城の東の端だった。近代になって堀が埋め立てられ市街地化した。
ビビる大木と小和田先生は仁和寺を訪れた。仁和寺の磯矢浄悠さんに案内してもらう。重要文化財の観音堂には、千住ひもという紐が奥に伸びていた。千手観音の手につながっており、扉が閉まっていてもひもで縁を結ぶことができる。観音堂は普段は修行僧が儀式を行うための場所で、非公開エリアになっている。今回特別に中に入れてもらうと、千手観音と仏像群があった。
オープニング映像。
静岡・菊川市のゴルフ場に勤める本田さんの幸福時間はポニーの世話。5年前に街の広報誌で世話人の募集を見つけた。ポニーの健康のために散歩をして、人と歩くことを教えている。
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私の幸福時間の番組宣伝。
仁和寺非公開エリアには五大明王の壁画があった。一度も修復していないが色鮮やかだった。公開するとライトでもダメージがあるため非公開となっている。ビビる大木は「なぜご本尊の裏側に描かれた?」と出題し、スタジオで正解を予想した。正解は本尊の背中を守っている。5月28日の1日だけ五大明王の壁画が特別公開される。